1900年1月25日付　琉球新報記事　画像□

○三十二年中県内貨物輸入高

昨明治三十二年一月より同十二月に至る県下各地より那覇港へ輸入したる諸物品に付那覇船舶取締所の調査したる所に據れば左の如し。

▲新木、松大薪木、木材、船材木、○（木ヘンに家）、槫板、蓋底板、木炭、皿木、明松、真竹、木灰、製藍、揚梅皮エキス、樟脳、樟脳油、夜光貝、シビ貝、高尻貝、丁貝、棕梠皮、麦、米、粟、青豆、海人草、シユク漬モノ、砥石、等にして積出地は北谷、読谷山、恩納、名護、本部、今帰仁、羽地、大宜味、国頭、九ケ間切及伊平屋、伊江、慶良間、久米、宮古、八重山、の六島なり。

▲莚、鯣、牛、馬、山羊、牛皮、豚、にして其荷先はは久米、慶良間、粟国、宮古、八重山の五島なり。而して其内訳は左の如し。

▲新木二百三十七万六千四百九十五丸、松大薪木三万二千八百五十五切、木村二万九千九百二十六本、舩材木三千百八十四本、○（木ヘンに家）一万千九百五十五個、槫板四百六十四万五千十枚、蓋底板百五十二万三千七百六十枚、木炭七十万五千四百四十斤、皿木二千九百四十七本、明松千四百切、真竹一万八千九百四十八束、木灰二万二千二百四十四斤、製藍二百七十三万四千百四十斤、揚梅皮エキス二百五十八個、樟脳四十五個、樟脳油六十個、夜光貝千七百八十四個、シビ貝二千九百四斤、高尻貝三万千九百九十斤、丁貝二千六百八十斤、棕梠皮四百三十七斤、莚千五百七十枚、鯣二万千五百五十斤、麦九十七石、米千九百四十七石、粟四百八十三石、青豆七百十二石、海人草五千二百斤、シユク並鯣ツケモノ四十七石七斗、砥石千八百五丁、製糖一万五千七百八十九挺、黒石灰三千六百六十斤、黒ツグ皮千四百七十四斤、白土十二万五千斤、牛六百四十五頭、馬五百六十頭、山羊八百二十五頭、牛皮七十八枚、豚千八十三頭、鯖油九十八個、入船千八百三十一艘。