尖閣諸島で現地実習
第三次調査で高良鉄夫氏は大胆な試みを採り入れました。


※1953年8月16日付琉球新報より

1950、1952年に続く、1953年の第三次調査では現地実習の名の下に地元琉球大学の学生11名が調査に参加しました。
「現地実習の場所は尖閣諸島だよ」と言われても彼等は最初、そんな島が何処にあるのかも分からなかったそうです。
参加するにあたって、高良氏から尖閣諸島についての説明を受けていましたが見ると聞く、いや実際に上陸してみるのとは大違いであったことでしょう。
しかし上陸を政府に禁止されている現在を考えると、またとない、さぞかし貴重な経験だと思います。

参加者の一人である比嘉清幸氏に当時の思い出を伺ったところ、島中が海鳥、そしてぶんぶん寄ってくるヤブ蚊の襲撃がとても印象的だったそうです。


「島中が海鳥とヤブ蚊で一杯」本文
>>進む


文献top>>
home>>